NBA観戦のため人生初のUSA『ロサンゼルス』へ行った旅行記【前編】
今回の記事は2020年の正月旅行記になります。また新型コロナウイルスがまだ世の中に出回っていない時期で、平和な時代の穏やかな旅行でした。人生の思い出に残る出来事を、自分自身の備忘録として書き記したいと思います。
2020年元旦から1月5日までの5日間、40代にして人生初のアメリカ本国ロサンゼルスへ旅行に行ってきました。今回の渡米の目的は、若い頃からの悲願でもありましたバスケットボールの本場アメリカでNBA観戦をするためです。長年温めてきた計画をこの東京オリンピックイヤーでもあった2020年に満を持して決行してきました。
今回の記事は結構な長編になりましたので【前編】【後編】に分けてアップしておりますのでご了承下さい。
尚、【前編】では渡米の計画と準備、旅行費について紹介しております。今後ロサンゼルス旅行に興味のある方や計画している方の参考になれば幸いです。
渡米の計画と準備について
今回の渡米は、仲のいいバスケ好きの友達と2名で2019年8月ごろから計画を立てはじめました。元旦の旅行にした理由は2つありまして、1つ目はNBAのレギュラーシーズン中に一般社会人がまとまった連休が取れる日程が年末年始ぐらいしか無いこと、2つ目は12月31日は家族みんなと実家で過ごし「ダウンタウンの笑ってはいけない」を観ながら年越しをすることは欠かせないことがその理由です。
まず最初に準備したこと
今回旅費を抑えるため旅行代理店を使わずに元旦から1月5日までの3泊5日の旅行プランを探すことでした。滞在先のホテルと航空券の確保を旅行サイト「エクスペディア」で行いました。これは簡単に予約できたのですが、問題はその後のNBAのレギュラーシーズンのスケジュールが決まった9月末ごろにNBA観戦チケットをネットで購入しようと試みた時です。簡単にチケットを購入できると高を括っていたのですが、なかなか勝手が分からず結果的には結構な日数を掛けてのチケット購入になりました。かなり悪戦苦闘しました。
NBA観戦チケットはアメリカのオンラインチケット販売サイトで購入ができて代表的なサイトは2つあります。
両サイトは日本でいう「チケットぴあ」みたいな販売サイトですが、英語表記なので細かい説明がまったく理解できませんでした。
ちなみに私の英語力は中学2年生以下の能力しかありません。相方の友達はそこそこ英語力があり、20代はバックパッカーとして海外を転々と旅していた実績がありましたが、そんな友達がいながらもなかなかチケットをゲットすることは難しかったです。半ば挫けそうにもなりましたが、色々なサイトやブログを参考にしたおかげで結果的に「スタブハブ」のサイトから2試合分(「クリッパーズvsピストンズ」と「レイカーズvsペリカンズ」)のチケットをゲットできました。購入できた時は、ゲームのラスボスを倒した時ぐらいの達成感が得られました。
チケットの受取は2試合とも違っていて、レイカーズ戦は現地の「スタブハブ」実店舗の窓口でチケットを受け取る方法だったのですが、クリッパーズ戦は「フラッシュシート」というアプリからQRコードを取得するという方法でした。
この「フラッシュシート」もなかなか理解出来ずに苦労しました。QRコードはセキュリティのために1分ごとに変わる仕組みになっていて、スマホが当たり前に普及した世の中では理に適ったサービスだと思いました。将来日本でもこういうシステムは普通に導入されるのだろうなと感じました。もしかすると知らないだけですでに導入されている施設があるのかもしれませんが・・・。
ちなみに、各試合の座席についてはこちら
クリッパーズ戦ではベンチ裏の1階サイドライン席中段(SEC119)で結構良い座席をゲットしました。価格は約33,500円です。
レイカーズ戦の座席はベンチの向かい側の3階席(SEC318)を購入。選手が豆粒に見える高さ。価格は約24,000円でした。
やっぱり人気チームのチケットは高過ぎます。クリスマスゲームや上位チーム同士の対戦のチケットは目を疑うような価格帯に高騰しますのでご注意を!!
最終準備について
12月中旬ごろには最終準備として、行きの飛行機の座席確認を行いました。往復航空券は予約済みなので、フライト中のストレスを少しでも軽減できればと思い座席の空き状況をチェックしてチャンスを伺います。そして、行きの便はデルタ航空だったのですが、4500円程の価格でグレードアップできる座席が空いていたので即変更を。帰り便はアメリカン航空で予約しましたが、提携しているJALの飛行機でのフライトだったのでエコノミークラスのそのまま割当られた座席で帰国することに。さすがに身長182cm程ある私には行きの便はそこそこ耐えられましたが、帰り便のエコノミークラスの席は身体的にきつかったです。潤沢に資金があればビジネスクラス以上を希望したいところですね。
用意した荷物について紹介
私は極力荷物を持たない主義なので、リュック一つで事足りました。行き帰りの服は同じにして、フライト中も快適に過ごせるようにアスリート用のスエット上下とコンパクトにできるジャンバーを着用して行きました。あとは下記の分を持参しました。
- パスポート
- 現金200ドル
- クレジットカード1枚
- マネークリップ1個
- スマホ
- スマホ充電ケーブル
- ジーパン1枚
- 長袖Tシャツ2枚
- 防寒用の服1枚
- 下着日数分(すべて使い捨て)
- 洗面用具一式
- 薬(風邪薬、頭痛薬、胃薬、整腸剤、絆創膏)
- ウエットティッシュ
- スリッパ
- 折りたたみ傘(念のため)
今回持参するか迷ったものが一つだけあります。それは海外用Wi-Fiルーターを持って行くかです。ロサンゼルスに行った際には何かと調べながら観光することになると思い、はじめはレンタルをしていく予定でしたが、知り合いに聞いたりネットで調べた限りでは、至る所でフリーWi-Fiが繋がるので心配ないと情報を得たので、結果的にレンタルしないで渡米しました。結論から言いますと、何とかなりました。まず、ロサンゼルス国際空港は結構しっかりとフリーWi-Fiが繋がります。滞在したホテルのフリーWi-Fiは途切れ途切れで今一つでしたね。NBA観戦したステイプルズセンターのフリーWi-Fiは数万人の観客が使用していると思うのですがサクサクと使えました。ちなみに、ステイプルズセンターのフリーWi-Fiは名前とメールアドレスを登録するだけて簡単に使用できます。あとは、ファーストフード店やレストラン、ショッピングセンターなど様々なところでフリーWi-Fiは使用できますが、街中を散策する際はフリーWi-Fiは拾えないので注意を。ちなみにメトロのバスはフリーWi-Fiが繋がります。フリーWi-Fiのデメリットはセキュリティ面だと言われていますが、あまり気にしないで使用しました。海外でも頻繁にネットを使用したい方は海外用Wi-Fiルーターをレンタルされることをおすすめします。結局はフリーWi-Fiが使用できないエリアの方が多いので。
海外旅行保険について
私は楽天クレジットカードを持参していったので、楽天クレジットの利用付帯の保険のみを利用しました。こちらはネットで調べてもらえれば詳しく分かりますが、旅行費をクレジット決済すれば適用される仕組みになっています。クレジットの利用付帯の保険の中では、一番内容が充実していました。ちなみに楽天クレジットは空港へ行く電車やバスで支払った数百円のみでも適用になるので驚きです。海外ビギナーの私は心配性なので、数千円の保険会社が販売している海外旅行保険に入る予定でしたが、妻の一言で楽天クレジットの利用付帯サービスで済ませました。
旅行費について
今回のロサンゼルス旅行代金の総額を発表したいと思います。他の旅費と比較した訳ではないので分かりませんが、年始の割増価格になっていると思います。当時の為替レートについては1ドル109円で計算しています。
- 21,800円、現金200ドル代
- 1,526円、ESTAビザ申請(14ドル)
- 1,000円、三ノ宮から伊丹空港行きリムジンバス代
- 91,550円、行きの便デルタ航空チケット代
- 4,267円、デルタ航空座席アップグレード代
- 37,303円、ホテル3日間の宿泊代(ルクセシティセンターホテル
- 3,783円、ホテル3日間のリゾート料金※1泊につき20ドル
- 33,449円、クリッパーズvsピストンズ観戦チケット代
- 24,094円、レイカーズvsペリカンズ観戦チケット代
- 76,450円、帰り便アメリカン航空チケット代
- 2,000円、関西国際空港から三ノ宮までのリムジンバス代
合計:297,222円でした。
滞在中はクレジットカードの支払いは一切ありませんでした。現金も用意していった現金200ドル以内で収まりました。移動手段についてはメトロの電車とバスのみで、メトロの料金は一日乗り放題が7ドルと、1回乗るごとに1.75ドル支払うかどちらかのシステムになっておりました。ちなみに利用する際はTAPカードを2ドルで発行しなくてはいけませんのでご注意を。
ロサンゼルスに着いて一番最初に購入したのがTAPカードでした。
食費について
現金200ドルの8割りぐらいを占めていたと思います。お腹が空いたら目に付いた店に入る感じだったので、ファーストフードからレストラン、地元のマーケットなど色々なところで食事をとりました。基本的にビール中心で食事をとっていましたので、そこそこ食費はかかっていたかと思います。ちなみに高級レストランには行っておりません。あと、朝食はホテルで済ませました。
チップについて
一番頭を悩ませたのはチップについてですね。海外ビギナーの私にはチップの概念がないので、どのタイミングでどれくらいの金額を払えばいいか分からないので苦労しました。ホテルのベットメイキングには一人1ドルで良かったのですが、食事のチップは一律18%を渡すことにしました。ちなみにファーストフード店はチップが要らないので助かりましたが、ファーストフード店はビールが合わないので結局2回しか行きませんでした。
他との比較について
旅費についてネットなどで調べてみると、一般的なロサンゼルス旅行3泊5日の費用は、平均20万円前後ぐらいと書いてありました。渡米する時期にもよりますし、宿泊ホテルのレベルにもよりますので、参考になるかどうか分かりませんが、私のようにNBA観戦がメインであれば、宿泊したホテルは試合会場(ステイプルズ・センター)から徒歩5分ほどの場所でロケーション最高です。
宿泊拠点周辺はダウンタウンエリアで色々散策もできます。旅行代理店を通してNBA観戦チケットを購入すると代行手数料が含まれてさらに割増になるので、その点は考慮されたほうがいいかと思います。
前編のまとめ
私の海外旅行は新婚旅行以来18年ぶりの出来事でした。海外ビギナー丸出しの私でしたが、旅行は準備期間が一番楽しくて盛り上がりますよね。まずこの前編は渡米前の計画や準備について、思った事を書き記しました。他愛もない情報ではありますが、私と同じような海外ビギナーの方には参考になることもあるかと思います。逆に言えば旅行上級者の方は退屈な記事になっていると思いますが、40代オジサンの旅行記として楽しんで下さい。