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NBA観戦のため人生初のUSA『ロサンゼルス』へ行った旅行記【後編】

今回の記事は2020年の正月旅行記の【後編】になります。また新型コロナウイルスがまだ世の中に出回っていない時期で、平和な時代の穏やかな旅行でした。人生の思い出に残る出来事を、自分自身の備忘録として書き記したいと思います。

元旦から1月5日までの5日間、40代にして人生初のアメリカ本国ロサンゼルスへ旅行に行ってきました。今回の渡米の目的は、若い頃からの悲願でもありましたバスケットボールの本場アメリカでNBA観戦をするためです。長年温めてきた計画をこの東京オリンピックイヤーでもある2020年に満を持して決行してきました。

今回の記事は結構な長編になりましたので【前編】【後編】に分けてアップしております。【前編】の記事を読んでいない場合は、先に読んでいただく事をおすすめします。

【前編】では、渡米の計画と準備、旅行費について紹介させていただきました。今回の【後編】は現地で体験したことや、NBA観戦した感想などを紹介致します。現在バスケットボール人気が高まり、NBAでも八村塁選手が活躍している影響で本場アメリカでNBA観戦をしたいと考えている方も多いと思います。そういう方の背中を押せる記事になれば幸いです。

 

ロサンゼルス旅行記

1日目(渡米日)

元旦1月1日、朝10時に神戸三ノ宮からリムジンバスに乗り伊丹空港へ。
12時30分に伊丹空港からJALにて羽田空港へ出発。
13時30分ごろに羽田空港に到着し、国際線旅客ターミナルへ移動して搭乗手続きをしたのち、遅い昼飯と共にビールを堪能。

15時15分ごろ、搭乗約45分前に保安審査を受けに行ったが中国人観光客の団体さんと重なり調査までに40分以上費やし、飛行機出発時間ギリギリに搭乗口へ。私達が最後の搭乗者だったので大変迷惑をかけてしまいました。もっと早く1時間以上前には保安検査を通過すべきと反省。海外旅行慣れしていないのが早くも露呈。気を引き締めていこうと再認識しました。

バタバタしながら慌ててデルタ航空[Boeing777-200ER]に乗り込み16時25分に羽田空港出発。友達とは通路を挟んでの隣り合わせでしたが会話もほぼ出来ず。時差を考慮して睡眠はとっておきたかったのですが、フライト中は殆ど睡眠できませんでした。

【前編】でも書きましたが行きの便はアップグレードをして少し良い座席にしたのですが、それでも身長182cmの私には圧迫感が否めませんでした。機内は無料でWi-Fiに接続できましたが、動画やLINEなどの使用に制限がありました。

機内食は2回。夕食は前菜、メインの豚カツ丼、デザート、ビール。

朝食はサンドイッチとドリンクでした。あまり機内食は期待しない方がいいかと思います。

フライト中はひたすら映画を観賞。4本は観ましたね。

最新映画も多くありましたが、年末に何本か観ておりタイミングが悪かったです。

あと、デルタ航空のトイレは汚かったですね。外国人が多数を占めていたのが理由なのか、あまり使用したくなかったです。

現地時間9時ごろ、約10時間のフライトの末、ロサンゼルス国際空港に無事到着。到着後の入国審査では端末機で各自入国手続きを入力してから、その後2時間以上行列に並び入国審査官の前へ。英語が中学2年生以下の私は入国審査官が何を言っているのか理解出来ず、無駄に時間が・・・。NBA観戦でやってきたと何とか伝えると、思いのほかNBA話で盛り上がり何とか入国できました。

約10時間のフライトに疲れ切った身体にプラス2時間以上もかかった入国手続きは地獄でした。ロサンゼルスも1月1日で祝日だったので職員の数も不足していたのは理解できますが、毎年の統計で増員するなどの対策は考えないのですかね。さすが自由の国アメリカ。所々働いていない職員がチラホラしていましたよ。

11時過ぎにやっとの思いでロサンゼルスの地に足を踏み入れ、いざ拠点となるダウンタウンへメトロの電車で移動。

この時アメリカに上陸してはじめて購入したのがメトロのTAPカードでした。

電車を乗り継いで、ダウンタウンの「7th St./Metro Center(セブンス・メトロセンター)」駅に到着。

13時に宿泊先となる「ルクセシティセンターホテル」に着き、荷物を一時預けて周辺散策。

疲労感満載の中、14時にデニーズで昼飯。本場アメリカのデニーズで定番メニュー「オールアメリカンスラム」を食しました。

味は想像通りで、アメリカ初の食事にしてはいいチョイスをしたと思います。

ふらふらの中、15時にチェックインするためにホテルに戻るも準備中のため1時間待たされることに。その間にネットで購入していたNBA観戦チケットを受け取りにスタブハブの実店舗へ、無事チケットをゲット。

16時にようやくホテルチェックイン。待たされたお詫びとしてホテル側から滞在3日分の朝食チケット(1食22ドル)をいただきました。

チェックイン後は、ビールとミネラルウォーターを買いに地元のスーパー「Whole Foods Market(ホールフーズマーケット)」へ買い出し。

地元では人気のスーパーなのか人が多かったですね。美味しそうなビュッフェコーナーもあり、専用ボックスに好きな物を入れて計り売りするみたいです。

買って帰ろうかと思ったのですが疲労がピークに達したので断念。
18時にシャワー浴びて、すぐに気を失う様に眠りにつきました。

2日目

早く眠りについたせいで、深夜2時に目が覚めます。
ホテルのフリーWi-Fiを使いながら7時までロサンゼルスの情報収集とチップについて学習。ホテルの客室に常備されている無料のコーヒー(銘柄はタリーズ)がとても美味しく、毎日淹れたての美味しさを味わっていました。ホテルの朝食に付いてくるコーヒーよりも数倍美味しかったですね。

7時に2階のレストランで朝食。ザ・アメリカの朝食メニューでした。

これで22ドルもするとは恐ろしい。

7時30分にホテルを出発。早速ステイプルズセンターへ行き、誰もいない中で記念撮影を開始。

レイカーズのレジェンド達の銅像が立ち並んでいるので、あらゆる角度から写真を撮りまくり、ご満悦。

↑まずは、スカイフックの名手カリーム・アブドゥル=ジャバーの銅像。通算得点歴代1位は今も不動のまま。

↑史上最高のポイントガードと言われる選手アービン・マジック・ジョンソン銅像。1980年代のレイカーズの象徴。「ショータイム」オフェンスの中核を担うスーバースター。

↑ジェリー・ウェストの銅像NBAロゴマークはこの選手のシルエットをモデルにしているのが有名。

↑1960年代に活躍した往年の選手エルジン・ベイラーの銅像

↑史上最強のセンター、シャキール・オニール銅像。2度ダンクシュートでリングを破壊したことは有名。通称「シャックアタック」と言われるダンクは誰も防ぐことはできません。

↑レイカースの専属アナウンサー、チック・ハーン。レイカーズの実況を3,338試合連続で務め、スラムダンクやエアーボールなど多くの用語を生み出した有名なアナウンサー。

30分間ほど記念撮影を満期した後、最寄りのメトロ電車の駅「Pico Station」から1日フリーパス(7ドル)を購入し移動。

9時にサンタモニカへ到着。

アメリア横断しているルート66の終着点で、映画のロケ地などにも度々出てくる有名な観光地でロサンゼルスに来たなら行ってみたかった場所の一つです。

街並みは雰囲気が良く、観光地なのでホテルが海岸沿いにビッシリと並んでいました。夏にはビーチに人が溢れているのでしょうね。

サンタモニカ周辺を2時間程観光して、メトロのバスに乗りこみハリウッドエリアへ移動。

チャイニーズシアターやハリウッドサインで記念撮影。

思ったほど規模が大きくなく人が多かったので長居はしませんでした。ちなみに、チャイニーズシアター周辺には地元のタカリ屋がチップをタカリに沢山寄ってきます。コスプレした外人が気軽に写真撮影を要求したり、無料だと言ってCDを渡す輩には気をつけて下さい。私も海外ビギナーだと見抜かれたのかやたらと声をかけられ、その内の一人にポケットに入れていた1ドル硬貨5枚を上手いこと巻き上げられました。ポケットに硬貨だけしか入れてなかったのが功を奏しました。これ以降は気軽に話しかけてくる輩には無視をする技を覚えてました。5ドルは勉強代だと思い諦めますが、ほろ苦い思い出となりました。

その後、ハリウッドエリアを離れ、メトロの電車を乗り継いで「ユニオンステーション」へ。歴史ある建造物で西海岸の主要駅です。

レトロな待合室は教会みたいな雰囲気で日本とは違いました。観光スポットとしてはおすすめです。

そして、お昼過ぎに移動し13時ごろにダウンタウンで古くからあり有名な「グランドセントラルマーケット」へ。

その一角にある地元のセレブ達にも人気と言われている「エッグスラット」で昼飯を取ることに。

人気店とは聞いていましたが、そもそも「グランドセントラルマーケット」自体溢れんばかりの人だかりでした。

覚悟を決めて長蛇の列に並び、数十分後やっとの思いで購入。席も人だらけなので立ったまま頂きました。

味はまあまあかな・・・。この「エッグスラット」には行ってみたいと思っていたので達成感は得られました。

あとは、NBA観戦まで時間もあるので、スーパーでビールとスナックを買い一旦ホテルで休憩。

17時過ぎにステイプルズセンターの近くにある「Wolfgang Puck Bar & Grill」と言うレストランバーで軽くチキンサラダとビールを注文。

混み具合もなかなかで時間もなかったのでサラダ一つを二人でシェアしたのですが、さすがアメリカンサイズ、十分な量でした。チキンの他にクルミが入っていて食感も良く、味も美味しかったのでビールも進みました。

18時ごろにはステイプルズセンターへ。

すでに結構な混雑ぶり。試合開始1時間30分前から入館できます。

一回り館内を見学したのち、選手達の練習風景を見学。コートサイド付近まで行き間近で見れて大興奮しました。NBAのトップアスリートがどの様なアップをしているのか興味があり、なかなか見れるものではないので貴重な体験をしました。勿論、写真や動画は撮りまくりました。選手達は黙々とアップやシューティングを行なっていましたね。

↑復活したデニック・ローズ。オフェンス能力はまだまだ健在です。何とかチャンピオンリングを勝ち取ってもらいたいですが・・・。

↑ポール・ジョージ。リーグでも攻守共に優れたツーウェイプレーヤー。プレースタイルがシンプルで好きです。

↑カワイ・レナード。攻守共に存在感抜群で、NBAファイナルMVPを別々のチームで2度獲得するほどの選手。寡黙で背中で語るプレースタイルは心打たれます。

↑ルー・ウィリアムズ。3度のシックスマン賞受賞は素晴らしいの一言。オフェンスの職人です。

アップ終了した選手はファンサービスも欠かしません。

↑モントレズ・ハレル。この選手のゴール下のハッスルプレーは迫力満点。アップ後と試合終了後のファンサービスはこの選手が最後まで対応していました。素晴らしいの一言です。

ちなみに座席はクリッパーズのベンチ裏中段ぐらいの位置を購入しているので、間近で観戦でき幸せでした。

19時30分より試合開始、開始前には前日亡くなった前コミッショナーのデービッド・スターン氏の追悼を行った後、国歌斉唱で会場のボルテージはマックス状態に。

クリッパーズvsピストルズが始まり序盤から中盤にかけては均衡していたものの第3クウォーター終盤にはクリッパーズが点差をつけてそのまま逃げ切り126対112快勝。第4クウォーターは、カワイ・レナードもポール・ジョージも出場せず残念でしたが、ホームチームが快勝し大変盛り上がりました。

初めての生でNBA観戦しましたが、プレーの激しさやうまさは言うまでも無く、会場全体が試合を通してのエンターテインメントに特化しており凄さを感じました。ライトアップや花火を使った演出、タイムアウトやハーフタイムでのパフォーマンスショー、観客を巻き込んでのイベントの数々。試合終了ギリギリまで盛り上げる運営は高いチケット代を払っても惜しくないと思える素晴らしい試合でした。ちなみに、私のお気に入りは、天井の大型スクリーンに映し出された観客が各々自由にダンスを披露するイベントと、選ばれた老若男女のカップルがキスをする「kiss cam」と言うイベントで会場も大変盛り上がって楽しかったことです。アメリカ人は盛り上げ上手ですね。こんなにも時間を忘れてバスケットボールの試合を観たのは初めてでした。何度でも観戦したくなるのも理解できます。

観戦終了後は、小腹が空いたのでステイプルズセンターの近くにある「Smashburger」でハンバーガーをテイクアウトしてホテルで食べました。サイズはさすがのアメリカンサイズで23時に食べる量では無かったですね。

深夜0時30分には言うまでもなく気を失う様に眠りにつきました。

3日目(最終日)

この日はゆっくりと8時に起床しました。
8時30分に朝食。

これが22ドルもする朝食です。ちなみに無料なので文句はありません。

9時30分にホテルを出発。
宿泊ホテルの対面にあるグラミー博物館の壁にはインスタ映えする壁画があります。

40代のオジサンも朝人通りも少ないので記念撮影。

ホテル近くのメトロの電車の駅「Pico Station」近くの駐車場の壁にはクリッパーズのスーパースター選手カワイ・レナードの壁画がありました。見事な壁画だったので記念撮影しておきました。

11時にロングビーチへ到着。周辺を探索してアウトレット「THE PIKE」でウィンドウショッピングをしました。

港街なので、豪華客船のクイーンマリー号があったりとダウンタウンとは少し違ったロングビーチの街並みを満喫。

13時ごろにおしゃれなインド料理のお店で昼飯。

数日ぶりのお米を堪能、美味しくいただきました。

15時にホテルへ戻り休憩。

17時30分には前日と同じお店「Wolfgang Puck Bar & Grill」で同じくチキンサラダとビールを堪能。

友達はピザを注文。言うまでも無くサイズはアメリカンでした。それにしてもこの店のサラダにはハマりました。量も多く美味しかったです。

18時30分にこの旅最後のイベント、NBA観戦のためステイプルズセンターへ。

ちなみに、今回の座席は人気チームだけにチケット代が異様に高過ぎて最上階の座席になりました。

選手の顔もまったく見えず前日とは雲泥の差です。それでも楽しめるのがNBAゲーム、満喫はできました。レイカーズの選手達の練習風景を見学して感じたことはクリッパーズとは違いリラックスした雰囲気で、選手によっては観客にボールを渡してパス交換したりと楽しみながらファンサービスをしていました。チームの成績も現時点で1位と好調で、人気チームの雰囲気を感じられました。

19時30分から、レイカーズvsペリカンズの試合が開始。第1クウォーターからレイカーズペースで始まり10以上の点差がつきました。第2クウォーターはペリカンズが少し盛り返しハーフタイムに。第3クウォーターはレイカーズの攻撃で100点を超え20点以上の点差がつき、第4クウォーターはペリカンズが粘るもレイカーズが逃げ切り123対113で勝利。

レイカーズのスーバースターの一人アンソニーデイビスが46点取りの大活躍。両チーム共にハイライトも多くあり、楽しいゲームでした。ただ、観客を巻き込んでのイベントは思ったよりも少なく、その点はクリッパーズ戦の方が盛り上がってましたね。ただ現役最高選手と言われているレブロン・ジェームズを生観戦できたのは思い出になりました。来て良かったです。

観戦終了後は、セブンイレブンで水を購入し22時30分にはホテルへ帰り、明日早朝での帰国のため準備して就寝。

4日目(帰国日)

5時に起床。
6時に朝食。変わらずのクオリティ。
6時50分ホテルチェックアウト。チェックアウトの際、3泊分のDestination Fee(69.42ドル)を支払う。
メトロの電車で空港まで移動。朝からラップを大音量で聴くアメリカ人は素晴らしいと思いつつ、その人は警察に注意をされていました。
8時30分にロサンゼルス国際空港到着。
搭乗手続きと保安検査を済ませ、搭乗口エリアで約2時間以上、ビールと軽食を堪能しながら仮眠を取ったりマッタリ過ごし、12時20分にJALの飛行機にて出発。ちなみに、心配していた出国手続きは混雑せずにスムーズに済みました。

帰り便はエコノミークラスだったので身長182cmの私には約12時間30分はかなり窮屈なフライトとなりました。行き同様に一睡もできずに、ひたすら新作映画を観て、ゲームも付いていたのでオセロや上海などをしながら時間を潰していました。JALWi-Fiは有料だったので使用せず。機内食も2食堪能してビールも3杯ほどいだたき、約12時間30分のフライトを乗り切りました。あと、JALのトイレはウォシュレットが付いていて綺麗でした。これは助かりましたね。

帰り便は航空径路も北半球よりだったみたいで、窓を見下ろすとアラスカの上空を通過しているのが見えました。

日本時間の17時50分に関西国際空港へ無事到着。
入国審査もスムーズに済み、リムジンバスに乗って帰路につきました。

 

後編のまとめ

前編でも書きましたが私の海外旅行は新婚旅行以来18年ぶりの出来事です。今後もアメリカ本土への旅行は実現するかどうか分からないので、今回は悔いの残らないように満喫しました。経済的な制限もありましたが、40代のオジサンが満足できる程度には周りきったと思います。NBA観戦も念願叶い2試合も観ることができ感無量でした。本来の旅行の目的も達成でき、点数を付けるなら80点の旅だったと思います。足らずの20点はハリウッドエリアで5ドル巻き上げられた点とレイカーズ戦もベンチ裏近くで観たかった悔しさが減点要素になります。もっとお金を稼いで、今度はニューヨーク家族旅行を実現させたいと思います。

【前編】及び【後編】共に、40代オジサンの旅行記を読んでいただきありがとうございました。