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知ってると得する!『目の病気と情報』について紹介します

我が家では、定期的に娘の健康状態を診るため、歯と耳と鼻の健診を行っています。以前、保育園の定期健診で要注意となった目もそれ以降から定期的に受けることにしています。その際に眼科の先生から色々教えてもらった目の病気について紹介したいと思います。

 

「子供の目」の変化についての紹介

生後1~4ヵ月

【特徴】
生後1、2ヵ月で物が動くとわかる程度になり、3、4ヵ月で見えるようになります。

3歳

【特徴】
体と共に目も成長し、1歳での平均視力は約0.3、2歳で約0.6、3歳で0.8と言われています。3歳は視機能の発達を検査する大事な時期となっていますので、地域の自治体で行われている3歳児健診の視力検査は必ず受けるようにしましょう。

4~6歳

【特徴】
この頃になると視力もはっきりし、1.0以上が4歳で75%、5歳で85%、6歳でほぼ100%と言われています。

6~7歳

【特徴】
この頃になると目の機能がほぼ完成します。ただ、7歳以降は成長期に近視が進む場合があるので注意しましょう。

 

「子供の目」の健康を守る3つの項目

小さい内から目を大切にするため、ご家庭で守っていただきたい項目を3つ紹介いたします。

目をやすめましょう

目はとても疲れやすいため、テレビや携帯等の画面は時間を決め、あまり長時間見ないようにしましょう。

文字は明るいところで読みましょう

文字を読む際は、暗い場所で無く明るい場所で読むようにしましょう。

遠くを見るようにしましょう

ゲームやテレビ、本等で目を使った後は、遠くを見て、目を休めるようにしましょう。

 

「大人の目」の変化についての紹介

20~30歳代

【特徴】
この年代の方の多くの方に、ドライアイや花粉やハウスダストが原因のアレルギー性結膜疾患の症状が見られようになります。

40歳代

【特徴】
老眼や緑内障の症状が見られるようになります。緑内障は40歳以上になると20人に1人の割合。老眼は早い方で30歳代で発症します。

50歳代

【特徴】
老眼や緑内障に加え、白内障加齢黄斑変性の症状も見られるようになります。白内障は50歳代で5人に2人の割合。加齢黄斑変性は現在約70万人の方が発症しています。

 

ドライアイについて

目の病気として一番よく聞く言葉が「ドライアイ」だと思います。日本でも多くの方がこの症状に悩まされています。「ドライアイ」とは、目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れることで、目の表面に涙が均等にいきわたらなくなり表面に傷が生じる病気です。高齢化、ストレス、エアコンの使用、パソコンやスマートフォンの長時間使用、コンタクトレンズ装用者の増加により、現在ドライアイ患者数は約2,200万人といわれています。

ドライアイの主な症状

  • 目が疲れやすい
  • 目が乾く
  • 物がかすんで見える
  • 目が乾いたり、ゴロゴロしたり、なんとなく不快に感じる

ドライアイチェックシート

  • 目が疲れやすい
  • なんとなく目に不快感がある
  • 目がゴロゴロする
  • 目が赤い
  • 目が重たい感じがする
  • 理由なく涙が出る
  • 目が乾いた感じがする
  • 物がかすんで見える
  • 目やにが出る
  • 目がかゆい
  • 目が痛い
  • 光を見るとまぶしく感じる

※5個以上当てはまった方はドライアイの疑いがあります。他にも、まばたきをよくするや、10秒以上目が開けていられない方も要注意です。

ドライアイの対策

生活環境によって、涙が蒸発し、目が乾きやすくなることがあります。パソコンやエアコン、コンタクトレンズの使い方を改善することでドライアイの症状を和らげることができますので、是非試してみてください。

  • 1時間に15分程度目をあまり使わない、体を動かす作業をする
  • パソコンの画面は約40cm以上の視距離を確保し、画面は目よりも下方に置く
  • エアコンの風に直接当たらないようにし、また、エアコンがきいている部屋では加湿を気をつけましょう

※「ドライアイ」は医師による正しい診断と治療が必要な病気です。そのまま放置せず、早めに病院に行きましょう。

 

未熟児網膜症をご存じですか?

「未熟児網膜症」とは予定日より早く産まれたために眼球の未成長のため起こる病気で、1,500g未満で生まれた赤ちゃんの約60%、妊娠28週未満で生まれた赤ちゃんのほぼ100%が発症すると言われています。進行のパターンは2種類で、徐々に進行する「Ⅰ型」と一気に進行する「Ⅱ型」です。「Ⅰ型」は、進行によっては自然に治るお子さんもいますが、進行具合によっては、網膜剥離などになる可能性があるので治療する必要があります。ちなみに、「Ⅱ型」と診断されたら、自然治癒の可能性が無いのですぐに治療が行われます。どちらの場合はレーザー治療となり、治療後は長期的に眼科による定期健診を行います。

娘も低出生体重児だったため、体重が2000gを超えた生後3ヶ月くらいの時に1度レーザー治療を受けました。退院後はこれといった症状がなかったので夫婦ともすっかり治療をしたことを忘れていたのですが、眼科健診の時に先生から指摘され、あわてて異常が無いか検査をしてもらいました。幸い、レーザーした部分は以上無く、視力も両目とも1.2と正常数値内でした。今後は1ヵ月に1回の視力検査と3ヵ月に1回の眼球の内側を診る「散瞳検査」を行い、経過を診ていく予定です。

 

まとめ

正直、眼科健診を行うまですっかり手術の事を忘れていたことに夫婦で猛反省しています。幸いにも何も異常がなくて良かったですが、もし異常があったらと思うと怖くなりました。目の機能が完全になる7歳までは定期に通院し続けないといけないそうですが、自分自身が目が悪くて苦労したので娘のためにも頑張って通院したいと思います。