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あなたの歯は大丈夫ですか?歯周病のケア方法について紹介

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我が家では毎年定期的に家族全員で歯の定期検診を行います。今年も先日検診に行き、家族全員異常なしでした。しかし、今後は歯と同じくらい歯茎のケアも重要だと言われました。そこで今回は歯茎について色々紹介したいと思います。

 

歯茎の病気、歯周病について

歯周病チェック

  1. 朝起きた時に口の中がネバネバする。
  2. 口臭が気になる。
  3. 歯を磨いたときに血が出る。
  4. 歯肉が痒くなったり、痛くなる。
  5. 歯肉が赤く腫れている。
  6. 固い物が噛み辛い。
  7. 歯の長さが、長くなった気がする。
  8. 前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間ができた。

 

このような症状が一つでもあったら(個人差はありますが)、歯周病になっている可能性があります。

 

歯周病とは?

歯周病とは、歯の周りの歯茎や歯肉の歯を支える骨等が破壊される病気です。歯と歯茎の境目の歯周ポケットと言われる部分に細菌が入り、歯肉が炎症を起こし赤く腫れ、歯磨きの際に出血します。

しかし、この時点では痛みは全くありません。更に進行すると、歯肉の中にある歯を支えている骨が溶けて、膿が出たり、歯がグラグラします。この時点でやっと痛みや腫れの症状が現れ、最後には歯が抜けてしまいます。

 

歯周病の原因は?

口の中には約400種類の細菌が存在します。これらは普段あまり悪影響を起こしませんが、歯磨きが充分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっついてしまいます。これが歯垢です。歯垢は粘着力が強く、うがいをした程度では除去できません。この歯垢の中の細菌が歯肉に炎症を起こし、やがて歯を支えている骨を溶かしてしまいます。

更に歯垢はそのままにしておくと、硬い歯石に変化し、歯の表面に頑固にくっつきます。その中や周りに細菌が入りこみ、毒素を出し続けます。ここまで来ると、歯磨きで取り除く事はできません。

下記の症状も歯周病の進行を促進させる原因となります。

  • 歯ぎしり、くいしばり、かみしめ
  • 不適合な冠や義歯
  • 食習慣
  • 喫煙
  • ストレス
  • 全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常)
  • 薬の長期服用

 

女性ホルモンと歯周病について

女性は思春期になると女性ホルモンの分泌が始まります。その女性ホルモンの中のプロゲステロンの量が増えると歯肉が過敏になります。その結果、少しでも食べ物のカスが歯肉に付いていると歯肉が腫れたり、出血しやすくなったり、痛みを感じる事もあります。

また、女性ホルモンが活発になる妊娠時期は特に注意が必要です。妊娠した女性が歯周病にかかると早産児や低体重児を産む確率が7.5倍も高くなります。なのでこの時期は歯のメンテナンスを定期的に行うことをオススメします。

 

歯周病の治療について

現在、歯周病は予防と治療、両方が可能です。大切なのは予防、診断、治療、メンテナンスです。以前は治療は無理だと言われていましたが、最近では進行を阻止することが可能となりました。まずは歯周病の原因の歯垢をためない、増やさない事が重要です。

その為には、正しい歯磨き方法を毎日行い、歯垢のない清潔な状態にしておく。歯肉の中に入っている歯石を完全に除去し、表面を滑らかにし炎症を起こす細菌を除去する。傷んだ歯肉、骨を治療し健康に近い歯肉にする。歯科衛生士による専門的なクリーニング等のメンテナンスを定期に行う。以上のことを心掛けましょう。

 

まとめ

食生活を満足して送ることは、歯は非常に重要です。健康維持にも必要不可欠です。歯科医師会が提唱している『8020運動』というのがあります。「80歳で20本の歯を残しましょう」という運動ですが、現在の日本人80歳の平均残存指数は10本と言われています。

北欧では、8020が達成できているようで、要因は定期的なメンテナンスだそうです。私は、今まで年に1回、定期検診を行っていましたが、今回の話しを聞き、半年に1回に変更しようと思いました。歯周病は特に早期発見が一番です。最近、歯の検診に行かれていない方、是非とも行ってみて下さい。